長登銅山とは白鳳年間(645-710)銅を生産し、奈良の大仏鋳造の際に200余駄を献納したといわれる、日本最古の鉱山の跡地。平成15年には国の史跡に指定された。
明治38年頃に盛況し、大正8年まで採掘。その後も昭和35年の閉山まで断続的に操業されていた。
長登という名は奈良に銅を送ったから『奈良登』と言っていたものが、いつのまにか訛って長登になったと言い伝えられてるよ
訛りで~っていうのは、案外日本各地で聞く話だね
昭和63年に行われた銅塊の化学分析によって、奈良の大仏に使われていたと判明。そのため平成元年より発掘調査が本格的に行われ、多数の遺物や古代の作業場、製錬炉などが見つかる。大仏ミュージアム(正式名:長登銅山文化交流館)には、それらの出土された遺品や当時の歴史について触れることができる。
なんというか、こういう場所って本当に大切にしないとだよね
今自分たちが見ているもの、使っている道具、それらの由来を見ることができるからね
ちなみに、ミュージアムの横ではこのような建物があってそそられたが、流石に私一人だったのでやらなかった。というか、やるなら予約が必要?
銅山跡地は体験場横の道をまっすぐ行くと辿り着ける。
元々鉱山があったという事もあり、なんとなくモンハン2Gのポッケ村のBGMが似合う雰囲気
鉱石、のどかな雰囲気。わかる人にはわかる
しかし、徐々に変化する険しい道によって、のどかな雰囲気は消え去る。足元は荒れ始め気づけば普通に登山をさせられていた。登りながら『こんなはずじゃなかった』と何度も思ったのは良い思い出。
ここ寂地峡だったか
最終的には写真のように40~50cmはありそうな段差が出現する。この僅かな段数を上がれば目的地だが、それを知らずにこれを目にした時の絶望は半端なかった。
確実にトドメを刺しにくる姿勢がワイルド(直球
ここを登る時は靴は普通のでいいと思うが、案外汗をかくので服装は上着を脱ぎ着できるものにしたほうが良い。あと、山頂付近にクマが出たこともあるので、その辺りも注意が必要。
目的地である、大切四号抗。『入り口から20mくらいは入坑可能ですが、それより奥は大変危険ですので、絶対に入らないでください』という看板があるが
怖いわ(F3.5 1/20sec ISO6400 普通に真っ暗)
本当に入っていいのなら、今度はヘッドライトでも持ってくるが、、、多分虫が多いだろうし、たぶんやらない。
銅山跡には鍾乳洞を利用した採掘口が幾つも口を開けている。地下には多くの木簡が眠っており「埋もれた地下の正倉院」とも言われている。
主に採られていたものは黄銅鉱、(輝)コバルト鉱、斑銅鉱。地層としては古生代や中生代のものが多く、中生代末白亜紀の火山活動によってマグマが貫入し石灰岩との接触部に接触交代鉱床を生じている。
山口県って案外火山活動が盛んだったんだね
3年前くらいまでは、笠山しか知らなかった
私個人としては、ここは歴史的にも重要な場所なのでもっと人が来てほしい所である。
詳細
女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。
Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.