万倉の大岩郷-magura no oiwago-

美祢市

標高320~380mの山腹に分布しており、直径1~6mの巨大な石英緑岩の大岩塊が堆積してできた。石海の幅は30~40m、長さは110m、面積にして3967㎡である。昭和10年には国の天然記念物に指定された。

美祢市と宇部市の境目に位置しており、主要道から少し山に入った場所にある。入り口には看板が立っているのでわかりやすい。

駐車場からの眺め。大岩郷の写真自体は多くあるものの、大半が大岩の近くから撮ったものなのでそのスケールを図ることができなかったが、、、

けぇ
けぇ

周囲の風景と比べると、明らかに異質なのがよくわかる

 

駐車場のすぐ脇には巨礫に近づける道があるが、日によっては足元が悪く、巨礫付近は若干の上り坂にもなっている。

けぇ
けぇ

道自体は険しくはないよ

この石海の成因①大地変による山崩れと、その後の風化作用②閃緑岩の節理に沿って生じた、タマネギ状風化の粘土部分が流されて残った風化残留巨礫③激しい気温変化による風化(かつては寒冷な気候だった?)など、諸説ある。形成された時期は洪積期のある時期~弥生後期初頭までと推定されている。

岩塊の間は湿気を保っているため深山性のシダ類が生育しており、他にもウドカズラ、ウラジロマタタビ、ホウライカズラなどの暖地性植物や、ハイヒバゴケなどの北方系の植物が繁殖している。

暖地性の植物が繁殖している理由としては、日中に岩塊が十分に陽光を受け温度が上昇するため。北方系の植物は石海の地下水の底流によって冷涼になるため繁殖できていると考えられている。
先に述べたように、大岩郷は周囲の景観と比較するとかなり異質に見える。しかし、ここには駐車場の周りに桜の木(たぶん)が植えてあるので、春には尚更異質感が増すのではないかと期待している。
けぇ
けぇ

でも、個人的にはが出てるくらいが怪しい感じが出て好き

そうなると、冬がいいのかな?その辺は好みで来るといいかもね

駐車場は綺麗で、トイレも設置されており、ちょっとしたベンチ・広場が設けられているため季節を問わず楽しめそうな場所である。メイン、、、とまではいかないかもしれないが、中々に素晴らしい場所なので近くに来た時には、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

詳細Details

女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。

Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.

住所Address山口県yamaguchi 美祢市mine 伊佐町奥万倉isa okumagura
駐車場Parking大型3台bus size//普通20standard size
トイレToilet男性man 洋式western style1台