ふるさと納税~全体像・メリット・デメリット~

※ふるさと納税は、『昔住んでいた故郷にも恩返しをしたい』という健全な心から作られた制度です。ただ、当サイトでは節約という点から記事を載せているので、損/得という表現を使います。予めご了承ください。
 

1.ふるさと納税とは

①名目上は寄附であり、寄附した自治体から返礼品(お礼の品)が貰える

返礼品価値は寄附額の3割である

③寄附額から2000円(これは固定値)を引いた額が税金から控除される

④いわゆる限度額というものがあり、超えた分は控除されない

全体像

2.ふるさと納税するとどうなるの?

 自分が選んだ自治体(住んでいる自治体は返礼品の対象外)へ寄附すると、『寄附金控除』としてその年の所得税の還付(戻ってくる)来年度の住民税が減額される。

けぇ
けぇ

つまり住んでいようがいまいが、ふるさと納税としてそこにお金を払ったら、税金が返ってくるか減るんだね

所得税:働いたらに納める(国税)

住民税:住んだらそこの自治体に納める(地方税)

3.わざわざ他所に寄附(納税)するメリットは?

 寄附すると、寄附金の3割程度の価値がある返礼品が貰える。

国と住んでいる自治体に税金を払っている

 →何も貰えない

他の自治体に寄附する

 →寄附額の3割相当の返礼品が貰えて、その年に寄附した金額から2000円を引いた額が控除される

 ※自己負担金(2000円)は『その年のふるさと納税の合計額』から引かれる固定値深く考えるな、身をゆだねろ

金の流れ

4.自治体に何のメリットがあるの?

 寄附してもらえる自治体側は、そこに住んでいない人から寄附という形で税金がとれるので資金が潤う。本来手に入らないお金が貰えるので、3割の返礼品を渡しても明らかに得

これが
こうなると、B自治体は潤う

5.デメリットは?

 書類関係で10分くらいかかる。あとは『限度額』を超えると、その分だけ自己負担になる。

例:限度額が3万円の場合

  3万円の寄附→来年の住民税の-28000円、自己負担は2000円

  3万5千円の寄附→来年の住民税-28000円、自己負担は2000円+5000円

 

6.ふるさと納税の対象となる自治体

 総務省が提示している報道資料『ふるさと納税に係る総務大臣の指定について』に記載

 

7.まとめ(例)

A自治体に3万円寄附した場合

①9000円相当の返礼品が貰える

その年の所得税が28000円戻ってくる

 あるいは、来年の住民税が28000円引かれる

③返礼品9000円相当-自己負担2000円

 ⇒7000円のお得

けぇ
けぇ

ガソリン1~2回分の得だね!

限度額などの計算は、別記事にて記載