佐波川の河口近くにある、標高約25mの小さな山です。山頂付近で足踏みしたり跳ねたりすると「ポンポン」と音がすると伝えられ、地元では「ポンポン山」の愛称で親しまれています。短時間で登ることができる、少し不思議な立ち寄りスポットです。
小島山(ポンポン山)について
小島山は、佐波川と横曽根川が合流する場所に残る小さな岩山です。登山口から階段を上ると短時間で山頂に着き、周辺の川や田園地帯、防府市南西部の山々を眺めることができます。
山頂には石祠、三等三角点、東屋があります。見どころの中心は、山名の由来になったとされる「ポンポン」という音。聞こえ方には場所や踏み方による違いがあるようなので、周囲に配慮しながら足元の響きを探してみるのも楽しみ方のひとつです。
登山口付近の「撫育乃碑」には、江戸時代に長州藩の撫育局が進めた小島開作について刻まれています。現在の田園地帯がかつて海であったことを伝える碑であり、小さな山と地域の干拓の歴史を一緒に知ることができます。
詳細説明
山頂で聞こえる「ポンポン」という音
小島山が「ポンポン山」と呼ばれるのは、山頂付近で足踏みしたり跳ねたりすると、地面から「ポンポン」と響くような音がするといわれているためです。ただし、どこでも同じように聞こえるわけではなく、訪れた人の中には音を確認できなかったという声もあります。山頂の広場で、足元の感触と音の違いを確かめてみてください。
数分で山頂へ行ける小さな展望地
登山口から山頂までは階段が続き、数分ほどで到着します。山頂には石祠や三等三角点、休憩できる東屋があり、佐波川や横曽根川、周囲に広がる田園風景を見渡せます。短い時間で一周できますが、中腹の周回路には歩きにくい場所もあるため、無理をせず階段の往復を選ぶと安心です。
海から農地へ変わった小島開作の歴史
登山口に立つ「撫育乃碑」の碑文には、長州藩の撫育局による潮止め工事と小島開作の歩みが記されています。文政11年(1828年)には三十六町に及ぶ開作が行われ、かつての海が農地へ変わったことを伝えています。現在の地形と碑文を見比べると、平野の中に小島山だけが残る風景の成り立ちを想像できます。
アクセスと周辺マップ
国道2号から防府市街方面へ向かい、佐波川大橋の西側から河口方向へ堤防沿いを進むと、小島山の麓に駐車場があります。周辺には似た細い道もあるため、事前に地図で進入路を確認しておくと安心です。
- 車:JR防府駅周辺から約15分(目安)
- 公共交通:公共交通だけでは訪れにくいため、車またはタクシーの利用がおすすめです
- 駐車場:小島山の麓にあり(トイレ併設)
※ 所要時間はあくまで目安です。道路状況や季節によって変動します。