雪舟庭はあの有名な雪舟によって造られた池泉回遊式庭園で、国の史跡・名勝に指定されている。常栄寺の境内にあるため、門をくぐって右側にある受付で300円の入園料を払う必要がある。
常栄寺は、1564年に毛利元就が早死した子(長子:隆元)の菩提のため、広島県に恵心を開山として創建したのが始まりである。その後1600年に毛利氏が防長2国に削減された際に国清寺と合併し、現在地へは1863年に移った。その時に妙寿寺と合併して興国寺と称したが、1888年に常栄寺に改称した。
合併に合併で頭混乱する
寺や神社は歴史が深すぎて、追うのも一苦労
朝一であれば割と人はおらず静かである。その雰囲気と、古い木造の建物特有の匂いも手伝ってノスタルジックな気分になれる場所であり、気付けばモノクロ写真を撮りたくなってくる。
6~8回くらいは来て練習したと思う
ただ、木造で山に囲まれている影響で、秋~冬ではカメムシが激増するので注意。私も一度廊下で甘踏みしたことがある。
廊下の色と同化しているので気付きにくいし、割と活発に動くので足元に飛び込んできたりもする
常栄寺の裏に抜けると、冒頭の雪舟庭が広がる。
大内政弘が京都の金閣寺を模して別荘を建てた際に、雪舟に命じて造らせたとされる。
現在地側としては
別荘+雪舟庭→妙喜寺→妙寿寺→興国寺(+常栄寺)→常栄寺
ってわけだね
移転側としては
常栄寺→常栄寺(+国清寺)→興国寺(+妙寿寺)→常栄寺
だね
図にした方がわかりやすいかな?機会があったら作っておこう
ちなみに、庭に置いてある石は全て一の坂川から運ばれた輝石で、水平節理を垂直にたてている。
水平節理は、地表の平行に近い低角度の割目のものを言うよ
石柱渓の柱状節理とは違うのかな?あれも横に倒せば水平だけど(笑
できあがった過程も関係あるのかもね。それでいうなら石柱渓の柱状節理は垂直節理ってことになるんじゃないかな?
あかん、歴史や雑学が楽しくなってきた
秋になると紅葉も色づいて、期間限定でのライトアップなどもあるので、歴史も雑学も写真も、全てを楽しめる雪舟庭に是非足を運んでみて欲しい。
詳細
女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。
Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.