塚の川古墳は、竜王山の南麓に残る古墳時代後期の円墳です。 墳丘の大きさに加え、複数の部屋からなる横穴式石室が見どころ。 この地域で須恵器づくりが盛んだった時代の歴史に触れられる場所です。
塚の川古墳公園について
塚の川古墳は、6世紀末に築かれたとされる円墳です。 墳丘の直径は約15m。周囲の空堀を含めると、古墳全体の直径は約27mに及びます。 山陽小野田市の指定文化財です。
石室は全長8.1mの横穴式で、羨道・前室・玄室からなる複室構造です。 一族の人々を後から葬ることもできる造りで、古墳時代後期の埋葬の形を知る手がかりになります。
被葬者は、この地域を治めた豪族や、竜王山南麓で盛んだった須恵器生産に関わる集団の統率者だったと考えられています。 小さな立ち寄り先ですが、墳丘と石室の規模から当時の地域の姿を想像できる史跡です。
詳細説明
県内でも大型の円墳
塚の川古墳は、単独で築かれた古墳として、この地域では目立つ規模を持ちます。 墳丘は直径約15mで、その周りには空堀も設けられています。 墳丘だけでなく、周囲を含む古墳全体の広がりにも目を向けてみてください。
一族の追葬ができる石室
横穴式石室は、入口側から羨道、前室、遺骸を安置した玄室へと続く構造です。 玄室と前室の床には石が敷かれ、床下には排水用の溝も設けられていました。 一度きりの埋葬ではなく、後から一族を葬ることができる点が、この古墳の特徴です。
須恵器づくりが盛んだった時代
古墳が築かれた頃、竜王山南麓では須恵器の生産が盛んでした。 石室からは須恵器の器のほか、耳環や鉄鏃なども出土しています。 古墳の規模と出土品は、ここに葬られた人物や、当時の地域社会を考える手がかりになっています。 塚の川古墳は1984年3月1日に市の文化財に指定されました。
アクセスと周辺マップ
山陽小野田市松角にあります。山陽自動車道の小野田ICからは、 市の案内で車約20分です。ただし、古墳には専用駐車場がありません。 車で訪れる場合は、現地の道路標識や駐車規制を確認してください。
- 車:山陽自動車道・小野田ICから約20分
- 公共交通:赤崎神社前バス停から徒歩約3分
- 駐車場:専用駐車場なし
※ バスの運行時刻や現地の見学状況は、訪問前に確認してください。