下関市豊北町の「道の駅 北浦街道 豊北」の敷地内に残る、古墳時代後期の古墳です。 現在は墳丘が整備され、横穴式石室を見ることができます。 道の駅への立ち寄りとあわせて気軽に訪ねられる、少し珍しい史跡です。
和久古墳について
和久古墳は、下関市豊北町神田上にある古墳で、「和久1号古墳」とも呼ばれています。 6世紀後半の古墳時代後期に築かれたとされ、この地域の有力者の墓と考えられています。
現在は「道の駅 北浦街道 豊北」の敷地内に保存・整備されており、 墳丘の上へ上がることもできます。 道の駅の建物や駐車場のすぐそばに古墳が残されているため、 買い物や休憩のついでにも見学しやすい史跡です。
発掘調査では須恵器や玉類の装身具、刀や鉄鏃などの武器、 馬具などが出土しています。 現地では復元・整備された墳丘と横穴式石室を見ることができ、 1500年ほど前の地域の歴史を身近に感じられます。
詳細説明
道の駅の敷地内に残る古墳
和久古墳の大きな特徴は、現在の「道の駅 北浦街道 豊北」の敷地内に保存されていることです。 駐車場から近く、特別な山道を歩いたり長い距離を移動したりする必要がないため、 古墳にあまり詳しくない人でも立ち寄りやすい場所です。
石室を見ることができる後期古墳
和久古墳には横穴式石室が設けられています。 古墳時代後期になると広く用いられるようになった埋葬施設で、 和久古墳でも石を積み上げて造られた石室を見ることができます。 古墳として知られる以前には、その姿が石積みの竈に似ていることから 「鬼のカマド」と呼ばれていたとされています。
発掘調査で見つかった副葬品
2010年、道の駅の建設にあわせて発掘調査が行われました。 調査では須恵器のほか、玉類などの装身具、刀や鉄鏃などの武器、 馬具などが確認されています。 これらの副葬品から、和久古墳に葬られた人物は この地域で一定の力を持った人物だったと考えられています。
現在は整備された古墳へ
発掘調査後には墳丘が修復され、石室も整備されています。 墳丘の上からは周辺を眺めることができ、 古代の史跡でありながら道の駅の展望場所のような感覚でも楽しめます。 角島方面へのドライブ途中に立ち寄れるため、 豊北町の歴史を知る小さな寄り道スポットとしておすすめです。
アクセスと周辺マップ
和久古墳は国道191号沿いの「道の駅 北浦街道 豊北」の敷地内にあります。 車の場合は道の駅を目的地にすれば分かりやすく、 駐車後は敷地内を徒歩で見学できます。
- 車:国道191号「道の駅 北浦街道 豊北」敷地内
- 公共交通:JR長門二見駅からバス約20分、「荒田」バス停から徒歩約5分
- 駐車場:道の駅 北浦街道 豊北の駐車場を利用
※ 所要時間はあくまで目安です。道路状況や公共交通機関の運行状況によって変動します。