須佐大橋展望台

須佐大橋展望台付近から望む須佐大橋
須佐大橋展望台
須佐への到着を感じる、谷を渡る大橋|萩市須佐

須佐大橋は、山口県の山陽側と山陰側を結ぶ国道315号に架かる橋です。 山口県を施主とし、宇部興産・東京鐵骨橋梁製作所共同企業体の施工により、 平成3年(1991年)3月15日に竣工しました。 山口方面から山あいの道を走ってくると、須佐への到着を感じさせてくれる橋です。 南側の付け根には、短い休憩に利用できる道路公園があります。

須佐大橋展望台について

須佐大橋展望台は、国道315号沿い、須佐大橋の山口方面側にあたる 南側の付け根に設けられた道路公園です。 駐車場があり、須佐へ向かう途中や、須佐から山口方面へ出発した際に ひと息つける場所となっています。

展望台は駐車場から約10メートルの場所にあります。 ただし、訪問時はそこまでの通路に落ち葉が多く、 展望台も周囲の木々が茂って眺望が遮られていました。 「展望台」という名前から想像するような、開けた見晴らしは期待しにくい状態でした。 トイレもありません。

じっくり観光するというよりも、車を停めて外の空気を吸い、 気分転換するための立ち寄り場所という印象です。 景色を見る程度であれば、滞在時間は約5分が目安です。

詳細説明

山陽と山陰を結ぶ国道315号

国道315号は、徳山市(現在の周南市)の国道2号との交差点を起点に、 鹿野町で中国自動車道、阿東町で国道9号と連絡しながら中国山地を北上し、 日本海側の須佐へ至る道路です。 須佐では国道191号につながり、山陽と山陰を結ぶ「陰陽連絡道」として、 人の往来や産業・物流を支えてきました。 昭和44年(1969年)に、県道須佐徳山線から国道へ昇格した路線です。

17年をかけて完成した須佐バイパス

かつて須佐の山谷から中津にかけては、つづら折りのカーブが連続し、 金山谷付近は交通の難所となっていました。 この道路を整備するため、昭和49年(1974年)に須佐バイパスの工事が始まり、 平成3年(1991年)3月まで、17年間をかけて完成しました。 同年3月15日には、須佐―弥富間の全線整備完了落成式が行われています。

開通によって、山間部の弥富地区と海岸部の須佐地区が結ばれ、 地区間の移動が改善されました。 中国自動車道につながる経済・物流の路線であるとともに、 須佐の暮らしや町づくりを支える重要な道路となり、 須佐大橋も新たな名所として誕生しました。

唐津谷をまたぐ、全長313メートルの須佐大橋

須佐大橋は、唐津谷をまたぐ全長313メートルの橋で、 須佐バイパスの中でも最大級の構造物です。 形式は逆ローゼ形式の鋼橋で、アーチ部分の支間は190メートル。 支間とは、橋を支える点と点の間の距離を指します。 当時の資料では、全国でも屈指の規模を持つ橋として紹介されています。

駐車場から橋の方へ歩くと、谷との高低差や橋の大きさに迫力を感じます。 山口方面から国道315号の山あいの道を走ってきた際には、 この橋が「もうすぐ須佐の町に着く」という目印にもなります。 橋を渡ると遠くの景色が開け、長い道のりを経て到着する旅の気分を味わえます。

橋から望む高山と、遠景を見る日の目安

須佐大橋から海側を見ると、正面に高山が大きく見えます。 高山全体の姿を眺められる場所で、 山あいから視界が開ける景色も、この橋の魅力の一つです。

私は高山から出雲方面の遠景を観察する際、 この付近で高山がどれほどくっきり見えるかを、一つの判断基準にしていました。 経験上、この距離ですでに高山にわずかでもかすみがかかっている日は、 高山に登っても出雲方面の陸地はほとんど見えませんでした。 高山が白くかすまず見えているかどうかは、 遠景を期待して登る際の目安になります。

反対に、高山からも須佐大橋を確認できます。 須佐の町並みの先に小さく見えるため、 橋の姿をはっきり見るには双眼鏡などがあるとよさそうです。

アクセスと周辺マップ

須佐大橋展望台は、国道315号沿いにあります。 山口・国道9号方面から須佐へ向かう場合は、 須佐大橋を渡る手前の南側に道路公園と駐車場があります。 須佐の町から山口方面へ向かう場合は、橋を渡った先です。

駐車場には区画線がなく、現地で見た印象では約10〜15台が停められる広さです。 国道から出入りする際は、周囲の車両に注意してください。

  • 車:須佐の町から約5分(目安)
  • 駐車場:橋の南側の付け根にあり。区画線なし
  • 展望台まで:駐車場から約10メートル
  • トイレ:なし

※ 所要時間・駐車可能台数は、現地訪問時の目安です。