本ページでは、山口県に伝わる昔話をもとに、AIイラストを用いた紙芝居として紹介しています。
文章は伝承を尊重して要約し、イラストはAIならではの表現(誇張を含む場合があります)を活かしています。
コマ1
※AIイラストです
今から二百五十年ほど前、高畑のごま原に、一人の大男が住んでいました。本名は誰も知らず、大げさな話ぶりから「ボウボラじいさん」と呼ばれていました。体は大きく、走ることも泳ぐことも村一番。子供たちに親しまれ、気ままに暮らしながら、使い走りの礼で生計を立てていました。
コマ2
※AIイラストです
江汐湖では、村人が舟で田へ通う中、じいさんだけはいつも泳いで渡っていました。湖は美しくも、蛇が多く棲む場所として知られていました。
コマ3
※AIイラストです
ある夏の日、お百姓と子供が乗った船の後ろを泳いでいたじいさんは、底で三間もある巨大な大蛇を目撃します。恐怖に震えながら、水面に顔を出し「大蛇がおった!」と必死に訴えますが、村人たちは「またホラか」と笑い、誰一人信じません。それでもじいさんは、大蛇の存在を疑いませんでした。
コマ4
※AIイラストです
二年の月日が流れ、秋祭りの奉納相撲。四連覇中のじいさんは、格下相手にあっけなく敗れてしまいます。そのとき、じいさんの目にだけ、ツゲの木にまたがり自分を見下ろす大蛇の姿が映っていました。気づけば力が抜け、土俵に崩れ落ちていたのです。
コマ5
※AIイラストです
土俵を降りたときには、大蛇の姿は消えていました。その日を境に、じいさんは手斧を持ったまま、村から忽然と姿を消します。
コマ6
※AIイラストです
翌年、なぜか江汐湖の水は日ごとに減り、村人たちは神社にお参りして雨ごいをするなど、不安を抱えながらその様子を見守ります。しかし、村人たちの不安をあざ笑うかのように水は減り続け、ついには湖底が現れ始めました。
コマ7
※AIイラストです
陽の光を受け湖の中央に、白く長いものが見えました。人々は恐る恐る近づき確認したところ、それは三間もある巨大な蛇の骨でした。そのそばには錆びた手斧、そして蛇の骨の中には人の頭蓋骨。それが誰のものか、村人たちは皆、気づいていました。
コマ8
※AIイラストです
「「ボウボラじいさんは、本当のことを言っていたのだ」。村人たちは大声で「ボウボラじいさん!」と叫び、その名を呼ぶ声が干上がった湖に響き渡ります。その瞬間、晴れていた空から大粒の雨が降り始めました。干上がった湖に、再び水が戻っていきました。
※本エピソードは、小野田市発行『小野田市史』内の「民話と伝説」より、「ボウボラじいさん」(著:長楽 正治)に基づき、本サイトにて要約・構成したものです。
感想
話を短くするには内容が濃すぎた。ヘビ討伐に対するじいさんの決意は、文章になくても伝わってくるものがありました。そしてAIよ、土俵に手斧を持って上がっちゃいかんでしょ・・・。