古墳時代後期のものとされ、墳径約10mの円墳が並ぶ古墳群。平成8~10年にかけてこの周辺地域(浦部、大浦、梅ヶ崎)の発掘調査を行った結果、33基の古墳を発見。そのうちの6基をここへ移設し、後世へ嘉川地区の歴史を伝えるために公園を作った。
県道212号線を下っていると、左手に標識が見えるのでそのまま道なりに進むと辿りつける。公園と名はついているものの、その辺の公園のイメージよりも敷地はかなり狭く、当然ながら遊具はない。駐車場には線引きは無く、10台くらいしか停めれない。トイレ?文明の利器に甘えてんじゃねぇ!(怒
大浦古墳群は御伊勢山と相原山に挟まれた丘陵の東南に派生する尾根、相原山の東北先端、東端から発掘され、4地区に分けられていた。各古墳には番号がつけられ、1区には1~8号、2区は9~12号、3区は13号、4区は14~16号が割り当てられた。
また、各古墳は以下のA~D類に分類されている。
【A類】竪穴系横口式石室:2・7
【B類】竪穴系横口式石室の系譜を引く古墳:1・3・9・10・11・14
【C類】単室の横穴式石室:4・5
【D類】複室の横穴式石室:8・12
複室と単室の古墳が同一古墳群で確認されたのは、県内で初めての例らしい
この古墳群で最大のものは4号で、墳径は15.8m。袖石に接している柱状石の配置は山口湾岸周辺に分布しているが、この配置を持つ古墳は墳立、玄室規模、副葬品において他の古墳よりも優位性があり、地域における階層構造を考えるうえで重要なものとされている。
その4号の写真はこちら
わかりにくいっていうか、見えてない
そんなに重要なものだとは思ってなくて///
大浦古墳群の中で公園に保存されているものは1・2・4・12号で、他は調査後に破壊されたとのこと。
しかし、保存する・後世へ伝えるというのであれば、目の前にある道路を広げて212号線と引っ付けて、公園を丸ごとプレハブで囲いつつ、隣に道の駅でも作ればより多くの人の目につく気もするのだが、、、お金が相当かかるのだろう。歴史は金に勝てない。
個人的スポット
そもそもココが個人的なスポットである。古墳以外にマジで何も無い。ベンチ?ベンチ撮る?ベンチをローアングルで撮っちゃう?やかましい、この変態が!
ここへは1度来たことがある。何となく気まぐれにドライブして、ふら~っと寄ってみたら悪い意味で予想以上のものだった。けど、あの時も、そしてこの時も、私は普通に楽しめた。野晒しの古墳しか無い事で私の記憶に残ったのであれば、それも大切な魅力だとは思う。しかし、人目に付かないことで『結局発掘しても、気付いたらまた埋もれてるじゃねぇか』なんて事になるのが、一番危惧することだ。私にとっての、何気なくも大切な場所がこれから先も守られる様に、もっと人目についてほしい。個人的なスポットとして、そう願い記事にする。
詳細
女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。
Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.