楊貴妃の里－youkihinosato－

楊貴妃は唐の玄宗皇帝が特別に可愛がったとされる女性で、それが故に安禄山の乱が起こってしまったため傾国の美女と呼ばれている。安禄山の乱で蜀へ逃避する途中に長安の郊外で殺害されたとされているが、この久津では命乞いによって助けられ船で脱出して、向津具半島へ漂着してまもなく死去したという伝説がある。

駐車場から降りていくと、中国的な建物がある広場に出る。

このような屋根についている飾りを鴟尾（しび・とびのお）というが、何を表しているものかはわからない。

広場に隣接した場所に楊貴妃の像が建っており、その奥には二尊院がある。防長寺社由来によると、唐の玄宗皇帝が追善供養のために釈迦如来立像や宝物を送ってきたとされており、漂着地であるこの地に建立し本尊を安置したのが二尊院のはじまりだという。

二尊院より海側の道を進んでいくと、楊貴妃の墓とされている五輪塔がある。形状から鎌倉時代後期の作と考えられており、五大（物質の要素）をかたどるように、下から地・水・火・風・空の順に組まれている。

ちなみにお墓の前には、境内維持費として100円のおさいせん箱が置いてあるので、お墓を見る前に入れておきましょう

詳細Details

女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。

Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.