海岸線より内陸30mにあった2000年以上前の弥生時代の遺跡。昭和28年に九州大学医学部が主体となって発掘調査が行われて以降、2000年までに19回の調査が行われ、300体を超える人骨が発掘されている。これだけの大量の弥生時代の人骨が今日まで残されていたのは、浜の砂に含まれている貝粉(カルシウム)のおかげとされている。昭和37年には国指定史跡となった。
建物内はそこまで広くなく、企画展示などの一部を除き撮影は可能。料金は200円で、50m程離れた土井ヶ浜ドームの料金も含まれている。
料金はこちらで払うようになっているので、先にこちら(ミュージアム)に来ましょう
常時展示されているスペースには、遺跡より発掘された土器やアクセサリー、発掘当時の写真が展示されている。また、展示会場の横には3D眼鏡を使用したシアターも上映されており、弥生人のルーツや遺跡についての説明を聞ける。
ミュージアムの正面にある丘のような場所には、発掘現場をレプリカで再現した土井ヶ浜ドームがある。
写真を見て頂ければわかるように、人骨の頭部は皆同じ方向を向いている。出土した際にこれらが向いていた方向には海があったそうだ。
本当はここで全部解説しても良いのだけど、せっかくなので現地へ赴いて説明を受けて欲しい
メモして、帰ってまとめるとこまでやったんだけどね。私から聞くよりもミュージアムに行った方が、記憶に残ると思う
ドーム内の復元された骨には大人はもちろん、子供の骨まで再現されていた。どのような理由で子供が亡くなって埋葬されたのかわからないが、おそらく親であろう人骨の傍に寄り添うように埋葬されていた骨を見て、胸にグッとくるものがあった。
ただの勉強だけではなく、当時の弥生人達の想いを片鱗ながらも感じ取ることができる。子供、大人、子がいる・いないに関わらず、ここへは一度訪れてみて欲しい。
詳細
女性用のトイレの数は、男性用のトイレの数を参考にしてください。
Please refer to the men’s restroom to see how many toilets there are for women.