向島-mukoujima-

防府市

県内で向島といえばまめだぬきが有名である。実際にはタヌキの種類にはまめだぬきといったものは無いが、その向島たぬき自体は国の天然記念物に指定されているらしい。

島の外からでも鳥居を確認できる、立岩稲荷神社。すべての食物や養蚕を司る神として信仰されている。毎年2月初旬に初午祭という祭りが行われるらしい。

島の玄関口となる錦橋。昭和25年にこの橋が作られるまでは、渡し船で島に渡っていたそう。昭和44年に改修され可動橋となる。背の高い船がここを通過する際は、橋が90度回旋する。

地域住民の憩いの場であり、春には花見客で賑わう向島運動公園。向島向島製塩跡を整備して作られ、テニスコートやレクリエーション広場などが有料で使用できる。

 

島の西側に静かに祀られている櫛ヶ峯観音。1783年に仁左衛門が沖合で(漁か何かで)観世音尊像を救い、供養した。その供養中に「小田浦に安置して念じれば稼業安泰、福徳長寿の幸をもたらす」という御告げがあった事が由来となる。

 

櫛ヶ峯観音までの道は狭く、駐車場も2台がギリギリ(じゃないと、向きが変えられない)。駐車場の手前に分かれ道があるが、そこを下っても行き止まりである。

その他にも、向島には厳島神社というものある。厳島神社と言えば、有名な広島の厳島神社を思い出すだろう。実はその厳島神社は、本来ここに建てられる予定だったらしいが、条件である七浦が無かったため宮島に建てられたという。

とは、陸地が湾曲して海がそこへ入り込んでいる地形の事を言う。有名な宮島では腰細浦青海苔浦杉ノ浦鷹ノ巣浦山白浜須屋浦御床浦七浦が存在する。ちなみに向島は六浦である。
ここまで向島について、説明ばかりであまり写真が撮れていない事に気付いただろうか?本当は厳島神社や、立岩稲荷神社をメインに撮る予定だったが、なんせ駐車場が無いのだ。何とか写真を撮ろうと島の道路を全部走りまわったのだが、運動公園と櫛ヶ峯観音以外に停める場所が無かった。特に島に入って左(厳島神社)側を走った時には、海沿いの道路は一車線で行き止まりだったので、向きを変えるにも相当苦労した。運動公園で色々なサイトを検索して見たが、どれも開いているスペースや道路の脇に停めたという記載がされており、中々堂々と停められる感じでもなかった。
けぇ
けぇ

かと言って、島の手前も長時間停める事ができるような場所は無かったし

橋や、冒頭のタヌキ像の写真はゴミ捨て場らしき場所に停めて、ハザードランプをつけてダッシュで撮ったからね

向島を観光したいのであれば、タクシーか運動公園から徒歩で歩き回る必要がある。歴史があって、とても興味があるだけに少し残念だが、いずれ人に送り迎えを頼んででも撮りにきたい。

詳細Details

住所Address山口県yamaguchi 防府市hofu 向島mukoujima